アルコール依存症から摂食障害へ

アルコール依存症から摂食障害へ

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36歳のときにアルコール依存症になりました。
付き合っていた男性から結婚すると言われていたのに
全てが嘘だったとわかったからです。
ショックで体重も10キロくらい減って回りにも反対されて別れました。
気を失うくらい飲んでは救急車で運ばれて点滴を打つというのを何度も繰り返して、
朝からずっとお酒を飲んでいました。

強制的に、私はアルコール依存症の専門病院へ入院させられました。
病院には、入院しているだけあって変な人もいますが、気持ちが穏やかになりました。
数ヶ月入院して、断酒ができて落ち着いたので退院しました。

退院後は、また既婚者の男から連絡が来て会いたいと言われましたが断りました。
散々、嘘をついて傷つけておいて、よくも会いたいと言えるなと思いました。

しばらくして、お見合いパーティーで知り合った弁護士をしている人と付き合うことになりました。
この彼は、私の家に入り浸って甘えて料理を食べたがって3年半付き合いました。
しかし、私から別れを告げました。
毎日、家に来て接待するのに疲れてしまいました。
そして、また精神が悪化しました。

今度は、食べすぎて吐くという摂食障害になってしまいました。
ジムで鍛えていたのですが、食べても吐くので痩せてしまって、
腹筋がバキバキに割れていました。
身体中、筋肉になりました。
まだ細マッチョくらいだったので美魔女のグラビアモデルをやりました。

でも体調が悪く一人でいるとどうにかなりそうだったので、
知り合いの家に居候することになりました。
知り合いと一緒にいたら精神も安定して食べ吐きが止まりました。
一人でいると精神が悪化してアルコール依存や摂食障害になってしまうので、
今は極力一人の時間がない生活を送っています。
今のところ症状はでていません。

心の傷から依存症へ:アルコールと摂食障害の連鎖を解く

この女性のケースは、心理的および生物学的な要因がどのように複雑に絡み合うかを示しています。彼女は、大きな感情的なショックを受けた後、アルコール依存症を発症し、その後、摂食障害に移行しました。これには、心の傷から逃れるための方法としてアルコールや食べ物を使うという行動が関係しています。また、このような行動は、ドパミンという脳内の物質の影響を受けることも分かっています。

心理的な側面

彼女が経験した裏切りや失望は、非常に深い心の傷となりました。このような心理的なショックは、人が自分を守るためにアルコールや食べ物に頼る原因となることがあります。アルコールや食べ過ぎは、一時的には気分を良くするかもしれませんが、根本的な問題からは逃れられません。

生物学的な側面

ドパミンは、私たちが快感を感じる時に活動する脳内の物質です。アルコールや特定の食べ物は、このドパミンの放出を刺激し、一時的な満足感や快感をもたらします。しかし、この作用が強すぎると、アルコールや食べ物に依存するようになってしまうことがあります。

疫学的証拠と治療の重要性

研究によると、アルコール依存症と摂食障害はしばしば一緒に見られることがあります。これは、両方とも似たような心理的な要因や生物学的なメカニズムによって引き起こされるためです。このため、治療においては、アルコール依存症だけでなく、摂食障害の方向性も同時に考慮することが非常に重要です。

彼女のようなケースでは、心理療法や適切な医学的介入が必要とされます。また、自助グループやサポートグループの参加も心の支えとなり、回復に役立ちます。このように、依存症や摂食障害を乗り越えるには、専門的な支援と個人の努力が必要です。

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