アルコール依存症:回復の鍵、AAの12ステップ! 聞き手は依存から回復した人

アルコール依存症から回復するための12ステップ

全国の自助グループにつながる

(体験者の実話)
AAでは12ステップが回復の鍵と言われていてます。
聞き手にアルコール依存症から回復した方にスポンサーをお願いします。
私は、そのステップをやっている最中なのですが、自分がどんどん楽になってきているのがわかります。
やはり、回復したスポンサーのアドバイスは心に直に響きます。

※ステップは1人でやると苦しくなります。
アルコール依存症から回復した方に、スポンサーシップをとってもらい、ステップを踏むお手伝いをしてもらう必要があります。
心理カウンセラーは話はできますが、実際にアルコール依存症になって回復したわけでなければ当事者の本当の気持ちはわかりません。カウンセラーの小手先の会話テクニックでは相談者に「この人わかってないな」とすぐにバレます。聞き手の実際の経験値が乏しければ話になりません。

12ステップとは

1. 私たちはアルコールに対し無力であり、思い通りに生きていけなくなっていたことを認めた。
2. 自分を超えた大きな力が、私たちを健康な心に戻してくれると信じるようになった。
3. 私たちの意志と生き方を、自分なりに理解した神の配慮にゆだねる決心をした。
4. 恐れずに、徹底して、自分自身の棚卸しを行ない、それを表に作った。
5. 神に対し、自分に対し、そしてもう一人の人に対して、自分の過ちの本質をありのままに認めた。
6. こうした性格上の欠点全部を、神に取り除いてもらう準備がすべて整った。
7. 私たちの短所を取り除いて下さいと、謙虚に神に求めた。
8. 私たちが傷つけたすべての人の表を作り、その人たち全員に進んで埋め合わせをしようとする気持ちになった。
9. その人たちやほかの人を傷つけない限り、機会あるたびに、その人たちに直接埋め合わせをした。
10. 自分自身の棚卸しを続け、間違ったときは直ちにそれを認めた。
11. 祈りと黙想を通して、自分なりに理解した神との意識的な触れ合いを深め、神の意志を知ることと、それを実践する力だけを求めた。
12. これらのステップを経た結果、私たちは霊的に目覚め、このメッセージをアルコホーリクに伝え、そして私たちのすべてのことにこの原理を実行しようと努力した。(AAワールドサービス社の許可のもとに再録)

神という言葉が出てきますが、私は無神論者で神様という言葉に抵抗がありました。
しかし、心理学者ユングは、アルコール依存症は霊的体験をしないと回復できないと提唱しました。
それを知り、自分なりに理解した神を信じてみようと思いました。
自分なりに理解した神というのはなんでも良く、宇宙や自然でも良いし、亡くなった人でも良いのです。
生きている人以外であればなんでもいいのです。
例えばお金持ちにしてくれて、美人な奥さんをゲットさせてくれる神様でも良いのです。

私は今ステップ9の埋め合わせをしている最中なのですが、家族に過去の過ちを謝ったり、連絡を切った友達に、
「実はアルコール依存症だったんだ。急に連絡を切ってごめん。」
と謝りに行きました。
友達に引かれると思ったのですが、みんな
「大変だったんだね。」
と引かずに聞いてくれました。
今までは、自分がアルコール依存症だということを隠して生きてきました。
それを隠さずに話したおかげで、自分はこのままでいいんだと少しずつ思えるようになりました。
自分をそのまま受け入れることで生きるのが楽になってきました。
孤独感からも解放されました。
私はAAと繋がったおかげで今、楽に生きていけるようになってきました。

お酒をやめたいという願いがある方ならば、AAはどなたでも歓迎しています。
一人で抱え込まずに参加してほしいです。

© 2024 COCORON